くるまや CARAT
  

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    自動車室内クリーニングマニュアル

 :  ルームクリーニング

目次

ルームクリーニングの基本作業

1−1:ルーフ

1−2:ピラー

1−3:ハンドル回り

1−4:ダッシュボード

1−5:センターコンソール

1−6:フロントシート

1−7:リヤシート

1−8:ドアトリム

1−9:フロア

1−10:ドアヒンジ&ドア周り&ボディ側ドア受け面

1−11:トランク、カーゴルーム

1−12:窓ガラス

1−13:フロアマット

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1:ルームクリーニング


☆ルームクリーニングの基本作業

室内をクリーニングするときには、まず現状確認後、部品やフロアマットなどを取り外し、

エアブローと掃除機による大きなチリやホコリ、砂などを除去しておく。その後にクリーニングの基本作業に入っていきます。

また、掃除機の作業は一回で終わることは絶対にないので、必要があれば各作業の間で使用することが望ましい。

もちろん、最終確認前にも必ず行うこと。

クリーニングの基本事項として、拭き取り法が基本手順であり、その基本手順を室内の全体にしていきます。

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拭き取り法とは

 基本的なクリーニング方法です。

 汚れ等に洗剤を吹きかけて、汚れを浮かして、乾いたウエスなどで、

 その汚れを拭き取る方法です。洗剤以外にもスチームを使ったりする方法もありますが

 洗浄後ウエスで拭き取る工程は同じです。

 汚れがひどい場合はブラシやスポンジなどで汚れを分解させてウエスで拭き取ります。

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クリーニング対象物がデリケートな素材やデモカーなどの(新車登録から1年以内で

尚且つ綺麗な状態)車両なら、水で濡らして固く絞ったぐらいの濡れたウエスの、ウエス面に洗剤をスプレーして、

クリーニング対象物を拭きます。その後、乾いたウエスで拭き上げるだけという作業をしていきます。

なお、ふき取るウエスは汚れがたまるので、ある程度拭いたら交換してください。

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できればこれらの作業のあとエアガンーでエアブローするのが望ましい。 

以下、部分的なクリーニング方法です。


1−1  ルーフ


ルーフの箇所として、ルーフの全体の素材や取手、エアコン吹き出し口、オーバーヘッドコンソール、サンバイザーやルームミラーなど装着部品がある場合がある。

車種により、大小さまざまな照明装置もあったり、ルーフ自体にもいろいろな素材があり、よくあるのが、型紙に布地を貼り付けた状態の部品が多い。

ルーフ全体を部分ごとに基本手順でクリーニングする。

全体的に汚れがひどい場合はトップシーリング(天井)を取り外して洗剤をかけてブラッシングして水道水で洗い流し、干すことで確実に綺麗になる。

部分的に汚れがひどい場合、部分的に洗剤入りスプレーをかけてしばらく置いて、柔らかいブラシなどで素材を傷めないようにこすり、ウエスで吸い取るように拭き取る。

ヤニの汚れがひどい場合は、取り外して作業することが望ましいが、都合により脱着しない場合は、基本のクリーニング方法だと汚れムラが出やすいので、綺麗に仕上げるためには、洗剤をかけて拭き取って乾かすという工程を3回以上繰り返す必要があります。

取手の部分は、洗剤を吹きかけて、ウエスで拭き取る。隙間など狭い箇所には、ブラシなどを使えは良い。エアコンの吹き出し口やモニター、操作パネルなども同様にする。

サンルーフ付車など、車の状況に合わせて、サンルーフを開けた状態、閉めた状態の可動域全体の見える範囲で、レールや雨水などが流れる通路なども確実にクリーニングをする。

オーバーヘッドコンソール、サンバイザー、ルームミラーなども動く部分は最大限可動させ、尚且つ見る角度をかえながら、基本作業をしていく。

鏡の部分は、仕上げ工程で磨くので、この工程では汚れを落とすことをする。


照明装置は、表面やスイッチ部などの作動する部位を動かして基本作業をしていくが、透明のプラスチックカバーの内側が汚れていれば、取り外して内側もクリーニングする。

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1−2:ピラー


ルーフから、窓枠の横の部分のことをいいます。前から後ろに向かってフロントガラスの横の部分がAピラー、シートベルトがある部分がBピラー、セダンの車ではリヤガラスの横、ハッチバックなどはバックドアを開けたサイドガラスの横の部分をCピラーといいます。

基本手順でクリーニングします。汚れが少ない場合はウエスに洗剤をつけて拭くだけでも可。

シートベルトのアンカー部分は、隙間などに洗剤を吹きかけ、ブラシやスポンジでこすって、ウエスで拭き取ります。エアーを使えば早く確実にクリーニングできます。

上下するタイプは、ちゃんと上下させて、隙間など確実にクリーニングします。

Bピラー下部も基本手順でクリーニングをする。


ウエザーストリップ部分も洗剤をつけて拭き取ります。

汚れがひどい場合はスポンジなどでしっかり汚れをこすり落としてウエスで拭き取ります。

車種によりピラー部に取手が付いているので、しっかりと洗剤をかけて、見る角度を変えながらクリーニングし、汚れが酷ければ、ブラシなどでこすりウエスで拭き取る。

cピラーも同様に基本手順でクリーニングします。

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1−3:ハンドル回り


ハンドルは車を使用する過程で特に人が触る部分でもあります。

クリーニングする上では仕上がりの見た目などを考慮して一番確実に綺麗にしたい場所です。

手垢や手脂などハンドルの回す部分には必ず汚れとして付着しているので、確実に洗剤をつけてクリーニングする必要があります。


ホーンパッドや、メーカーエンブレムの部分の隙間は、ブラシなどで洗剤をつけた上でブラッシングしてウエスで拭き取ります。

咳やくしゃみなどで運転者の唾液などもついているので、しっかり洗剤をかけてクリーニングします。

また、高級車などは、ハンドルに色々なスイッチ類がついているので、見る角度を変えながら確実にクリーニングします。


ウインカーレバーやワイパーレバーも手でよく触るので、しっかりと洗剤をかけてウエスで拭き取ります。レバーの根元にはホコリが多く付着しているので、ブラッシングしてエアーブローすることをすすめます。

車によっては、ステアリングコラムが電動やレバーの切り替えで上下前後に動きますので、最大限動かして、クリーニング残しがないように、確実にクリーニングします。

洗剤だけで汚れが落ちないときは、スポンジなどで汚れをこすり落としてからウエスで拭き取ります


シフトレバーも同様によく触るところです、ハンドルと同じようにクリーニングする必要があります。


1−4:ダッシュボード

メーカーや車種により違いがあるが、全体的にシボ(模様)がついていたり、ツヤの有無がある。

エアコンの吹き出し口、エアバックやメーター、小物入れ、エアコンコントロールやオーディオなど、様々なパーツの組み合わせで構成された部分です。電気系の部品とか、液晶表示部などの水分に気をつけたい部分とか、プラスチックの成分や塗装された部位など特定の洗剤の成分では色落ちする場合もあるので、スプレーで洗剤を吹きかける場合など気をつけたいところです。

隙間も可動する箇所も多く、通常では見えないところ(グローブボックスを開けた状態の側面、上に開くタイプならフタの下面、ドリンクホルダーや小物入れを開けた状態の側面)に配慮しながら、確実に作業をしていきます。

エアコンの吹き出し口は、洗剤をスプレーし毛足の長いブラシなどでこする。奥のほうが汚れているなら、細長い棒にウエスを巻きつけてしっかり拭き取る。

最後にエアブローをすれば確実にその箇所は終わりですが、エアブローできない場合は自然乾燥させて、最後にもう一度タレや汚れ残りを確認すること。


メーター回りも基本手順で拭き取る。汚れがひどい場合やすみのほうに汚れがつまっている場合など、ブラシやスポンジでこすってウエスで拭き取ればよい。

メーター表示部などプラスチック部分はキズがつきやすいので、硬いブラシやスポンジは使わないこと。

部品が組み合わさっている部分や成型による隙間やみぞの部分は、しっかりとブラシで落とし、ウエスで拭き取る。

グローブボックスやドリンクホルダーや小物入れも内側や開けたときに見える側面はスプレーを吹きかけ、汚れが多い場合などブラシでこすり、ウエスで拭き取る。

ヒーターコントロール部やステレオ周り、ミラーなどスイッチ部など、隙間に詰まったホコリ等は確実に除去したいところです。できることならエアーを使用することをおすすめする。

クリーニング方法として、まず、全体的に薄くスプレーして、画面や液晶部についた洗剤は素早く拭き取り、その後、隙間はブラシで軽くこすり、ウエスで拭き取りながらエアブローして乾燥させる。

エアーが無い場合は、柔らかいブラシに少し洗剤をつけて隙間を軽くこする。

スプレーはかなり少なめにするか、ウエスに洗剤を吹き付けて拭き取る方法でも良い。

その後、乾いたウエスで拭き取る。

エアーがあるなら、ダッシュボード裏側(足元から見上げる方向、メーターなどの裏やペダルの付け根など)にもホコリがしっかり乗っているので、エアブローして除去するのが望ましい。

灰皿は使用跡がある場合、ブラシなどでヤニやカスなどをしっかり落として、水分を拭き取って乾燥させる。

シガライターに使用跡があれば、ブラシとエアブローをを使って汚れを除去する。

ETCなどの電子機器などが別で装着されている車両も多いので、装着部品の脱落や本体の損傷をさせないように、気をつけて作業をします。


1−5:センターコンソール 


シフトレバー、小物入れ、ドリンクホルダーなど車種によりさまざま部品が付いているので、ダッシュボード同様に、確実に基本手順でクリーニングをしていく。

高級車等には、多彩な開き方をする小物入れなどがあるので、可動域全体で確認しながら、上下左右の基本作業をしていく。

車種によりサイドブレーキレバーがついているので、ハンドル同様、手垢手脂のよごれは確実に落とす。また、根元のカバー部分も可動部分なので、動かしながら確実に作業をしていく。

マニュアル車のシフトレバーとか根元の部分がジャバラや革調の袋状態になっているので、動かしながら、また見る角度を変えて確実に作業をします。


1−6:フロントシート


基本的にはフロントシートは取り外して作業をします。表面に対して基本手順でクリーニングをしていきます。

予算の都合で金額を押さえたい場合は、装着された状態での作業も可です。装着状態だと見えないところのクリーニングはできていないことになりますので了解しておいてください。

シートの外し方法、取り付け方法は、車種それぞれなので、各メーカーのサービスマニュアルを確認する

だいたいの流れとして下部に、カプラが繋がっているので、取り外す。

ボルトやナットで固定されているので、緩めてネジを取る。シートの位置を一番前から気持ち少し後ろに下げて、シートを持ち上げて車外に取り出す。シートを車外に取り出すときにシートレール部のカドの部分がプラスチックのトリム類に当たるとキズが入るので、あらかじめトリム類には保護剤を貼るなりして当たってもいい状態で外すことをすすめる。

普通のシートも重たいが電動シートは更に重たいので、作業には十分注意すること。

クリーニングが終わってのシートの取り付けは、取り外しの逆の手順ですればよい。

ネジの締めつけは、車種それぞれに締めつけトルクがあるので、サービスマニュアル参照のこと。

ネジの締め忘れなどで、ネジが外れるとシートがガタついたり、最悪の場合、走行中シート本体が外れて交通事故にもつながる可能性があるので十分すぎるぐらいの確認はしておくこと。

シート表面のクリーニングでは、最初に大きな汚れやシミ、使用過程での汚れなど確実に確認しておきます。

小さなお子様がおられる家庭で使用された車両やペットをよく乗せて使用された車両などは大きなシミ、ペットの毛、糞尿など、目立つ汚れが多いので、特に気をつけたいところです。

また、使用過程での黒ずんだ汚れが完全に落なくて、薄く残ることも多い(それ以上落ちない)ので、他のシートやトリムなどの汚れの状況を判断しながら作業をします。

運転席が特に汚れている場合は、仕上がりをイメージしながらに作業をしていきます。

シートは結構なホコリを吸い込んでいますので、基本作業前には必ず、ハタキ棒などでたたきだす。

白い煙になって出てくる箇所があるので、出なくなるまでハタキます。

エアーガンを使用すれば、早く作業が終わります。

ヘッドレスト、背もたれ、座面と表面全体を基本作業でクリーニングします。

座面が上下前後する車両もあるので、全可動させてクリーニングすること。

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シートの素材として、ファブリック、ベロア、合皮、本革、ファブリックと革(合、本革どちらも)混合、ウール、ビニールなどの素材があります。シートの表面の模様も多種多様にあるので、洗剤の選択は間違えないようにします。特にウール素材の場合、中性以外の洗剤を使うと、全体的にヤケといって表面が黄色に変色しますので確認が必要です。シートにはどこかに素材の印があるので、見て確認してください。高級車は特に気をつけて確認してください。なおウール素材は最近ではあまり使用しない傾向です。ないとはいい切れないので、わからない場合は、目立たないところで、洗剤とのマッチテストをしてから洗剤を選択してください。

革シートは専用クリーナーを使用してクリーニングすれば、早く綺麗になります。

黒ずみが多いとかシワの汚れにもスポンジやブラシでしっかり擦れば汚れは落ちます。(擦りすぎると革表面の色が剥がれるので注意!)

クリーニングが終わったら、革の保護剤を忘れずに塗布しておきましょう。

シート座面の縫い合わせ部、シートベルトアンカー部には高確率で小石や糸くずやホコリが詰まっています。

縫い目に沿って、ブラシでかき出すか、なるべくここは、エアーガンで吹き飛ばしたほうが、綺麗になります。シートベルトアンカーもスポンジなどでしっかり汚れを落としましょう。

座面の側部にレバーとかリフターのハンドル、電動シートならスイッチ類がプラスチックのカバー上についています。隙間とかブラシでこすりながら基本作業をしていきます。

背もたれの後ろに雑誌入れや小物入れ、引っ掛けフックなどもついているので、最大限可動させて基本作業をしていきます。

人が座る表面部分の座面と背もたれの隙間にも汚れが溜まっています。

座面と背もたれの連結部のプラスチックカバーも含めて、最大限可動させて、基本作業をします。

シート後ろ側も同じです。また、後ろ側下部はカバーで覆われているので、外して作業すること。

アームレスト装着車も全可動させて、全面確実に基本作業をしていきます。

シートレールの内側、側面、シート下部(座面裏側)も忘れないように基本作業をしてクリーニングすること。

フロアカーペットのクリーニングもあるので、シートのクリーニング終了後はすぐに車両には装着せず、一通り作業を終えてから取り付けを行う。

シート表面が全体的に汚れが酷い場合はスチームリンサーという機械を使います。

高温スチームと掃除機がひとつになった機械で、汚れに洗剤をかけて、軽くブラッシングしてその後、この機械で高温スチームをあてながら、汚れと噴射したスチームの水分を吸い取るという処理をします

なお、革シートには使用できません。


●外さないでクリーニングする場合

シートレールは上記のシートを取り外す前の手順通り、基本作業をしていきます。

シートを外してのクリーニングとの違いは、

センターコンソール側のシート下部、シートレール下側のクリーニングができない。

センターコンソール側のフロアカーペットのクリーニングも出来ない。

作業自体がやりにくい。

最終的に目視確認ができない部分があるので、クリーニングできているとは言い切れないということになります。


1−7:リヤシート

ワゴン車など、3列シートの車は2列目がセカンドシート、3列目がサードシートといいます。

汚れがひどい場合はこれらのシートを外してクリーニングを行いますが、基本的にはリヤシートは外さずにクリーニングをしていきます。

セダンは、固定されたシートなので、座表面(見える範囲全体)を基本作業していきます。

リヤシート背もたれの後ろのトリムにはチリ、ホコリ、死んだ虫の残骸などがあるので、エアブローすることをおすすめします。その後、基本作業でクリーニングしていきます。スピーカーのカバーとかシートベルトなどもあるので、確実にクリーニングしていく。

背もたれが分割して可倒するタイプやパワーシートなど動かせるシートもあるので、最大限可動させて、基本作業をする。センターアームレスト付のカップホルダーや小物入れ付きの車両とかもあるので車両に応じてもれなく基本作業をする。一部高級車にセンターアームレストにコントロールパネルがついていいるのもあるので洗剤をかけ過ぎて壊さないように、気をつけながら基本作業をすること。


ワゴン車など3列シートでは、上下左右見える範囲で基本作業をする。

背もたれを起こした状態、倒した状態、椅子が回転する、座面が起き上がる、シート全体がたためる、それ以外にも初めて見る車だとシートの動きがわからない場合があります。

できる限り、取り扱い説明者などで確認しておいてください。色々な可動域でクリーニングの基本作業をする必要があるので漏れのないよう進めていく必要があります。

シートレール部分はフロントシートとは違い、車両側にレールがあり、シート自体の動く作動域も大きので、前後にずらしてきっちり基本作業をしていきます。特にセカンドシートはクリーニング漏れする可能性も多いので、シートの可動を含めたシートの動きを知る必要があります。

車両側のシートレール部分も当然のことながら、ホコリやチリ、小石類、食べこぼしたカスやゴミが詰まっています。

できる限り、目視で取り除き、エアブローすることをおすすめする。

3列目のシートは、収納できたり、横にはね上げたりできる車両も多いので、可動域を確認して全面のクリーニング基本作業を行う。


1−8:ドアトリム


ドアトリムとは、各ドアに付いている内装部分です。

フロントドア、リヤドア、スライドドア、バックドアこれらの内側に装着されています。

プラスチックに、布や革、開閉操作するインナーハンドル、パワーウインドのスイッチなどの部品がついています。

当然、開けたり閉めたりするので、取っ手の部分には手垢手脂がついていますし肘当てにもなってますので、よく汚れている箇所でもあります。小物入れやドリンクホルダーとかも付いている車もあります。


まずは、インナーハンドルとその周り、パワステのスイッチ部、取手になる部分を集中的に洗剤をかけてスポンジ、ブラシを使ってクリーニングします。インナーハンドルは可動する部位なので、全可動域で細かくブラッシングして、ウエスでふきとる作業をします。エアブローできれば、洗剤の跡ダレが残らないので、早く作業ができます。パワステのスイッチ部は、エアブローできないなら、洗剤をかけない方がいいです。


取手の内側は、見落としがちなので、ブラッシングしたほうが確実です。上から覗くように見ると止めネジがついている車もあるので、そのネジの頭の部分がきれいなるようにクリーニングします。

ドアポケットや開閉式の小物入れなどが装着されている車もあるので、可動域全体を動かして基本作業をする。見る角度により死角ができやすいので、ポケットなど手前の角にあたる部分も見る角度を変えて、基本作業をしていく。

プラスチック部は見た目に酷い汚れが付いていないなら、基本手順のクリーニングだけですみますが、基本作業をしても落ちないとか、個別に汚いところがある場合は、スポンジなどを使ってこすり落とす必要があります。

布地や革を貼り付けてあるトリムも多いのですが、クリーニング方法として、布地の場合、洗剤を吹きかけ、ブラシで軽くこすりウエスで拭き取ります。革は汚れに応じて、ウエスに洗剤を染みこませた状態で拭くだけという方法から、スポンジでこすり落として拭き取るという方法まで臨機応変に対応します。革の場合、仕上げ工程で、革保護剤などを塗布するようにします。

スライドドアにもドアトリムが装着されてます。

完全に閉め切った状態、半ドアの状態、 開けた状態でのクリーニング作業が必要です。見えにくいので、入念に作業を進めていきます。

ワゴン車はサードシートの側面にリヤクウオータートリムがあります。上記のドアトリムと同じように、基本作業をする

バックドアトリムも同じように基本作業をする。

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1−9:フロア

フロントリヤ、左右のサイドステップのスカっフプレート、サイドカバー、フットペダル類、フロアカーペット、ヒーターの吹き出し口、ワゴン車ならリヤシートのシートレール。

サイドカバー、スカッフプレートはプラスチック製で車種によりエンブレムや、アルミの部品は貼り付けてあるタイプなどあります。基本作業でクリーニングしていきますが、アルミのエンブレムが張り付いているタイプは隙間に小石などが挟まっているので、目視で丁寧に取り除く。

フットペダルにはアクセル、ブレーキ、車種によりサイドブレーキ、マニュアル車ならクラッチのペダルがあります。踏み込む部分にゴムが張り付いているので、泥などがついていれば、洗剤を吹きかけ、ブラッシングしてウエスで拭き取る、もしくはエアブローする。

フロアカーペットは小石などが繊維の目の中に入り込んでいます。ブラシなどでたたきながら、掃除機で吸引させる、又はエアブローしながら掃除機で吸引させる、という感じでめり込んだ小石をできる限り除去していきます。できれば、エアブローをしながらの方が効率がいいです。

オプションのフロアマットが装着されている車は、マット自体が特に汚れて、フロアカーペット自体は、マット置いてあったの周りの部分に小石やホコリが集中しているので、入念にクリーニングする必要があります。

その後、フロアカーペットの表面50センチ角ぐらいに区切って、洗剤をスプレーし、デッキブラシのような大きめのブラシで軽くこすって、乾いたウエスで拭き取るという作業をフロアカーペット全体に行う。形状に凹凸があるので、自分のやりやすい位置を任意で決めながら全面を作業していく。

足元ヒーターの吹き出し口や、ワゴン車だとリヤシートのシートレールにプラスチック部品がついているので、必要ならブラッシングしながら、汚れがひどい場合など、スポンジなどでこすって落とす必要があります。

ジュースなどがこぼれて変色していたりする車は、洗剤をたっぷりかけて少し時間をおいて、乾いたタオルに吸い込ませるように拭き取ります。

ジュースなどが大量にこぼれている状態やその状態で長期間放置されて変色大で乾燥している状態とか、乾いたペットの糞尿や嘔吐物、激しい砂汚れなど汚れが特に酷い場合は、フロアマットを外して、水洗い、高圧スチーム洗浄、溶剤による洗浄などをしたほうが、早くて綺麗になるので、落ちる汚れなのかを含めた作業の見極めが必要です。

スチームリンサーでのクリーニングでも効果があります。

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1−10 : ドア周り&ドアヒンジ&ボディ側ドア受け面

ドア周りとは、ドアトリムの外側のボディ面ではない内側の塗装された部分と、窓枠一式(外ボディ面ではない側)の部分です。ドアロックや後説明するドアヒンジもついています。

窓枠のゴム部品でガラスチャンネル、ウエザーストリップなどもついています。

スライドドアでは、アームやレール部がついてます。

バックドアにはこれらの部品以外に、ダンパーがついています。


ドアヒンジとはドアの蝶番の部分です。フロントドア、リヤドア、バックドア、に各2個とドアの開閉時のダンパー的役割のドアチェッカーという部品で構成された部分がドアヒンジ部です。スライドドアはアームがついています。

ボディー側ドア受け面とは、ドアを閉めたとき、ドアとボディーが接触する箇所で、ドアを開けた状態でないと見れない部分をいいます。

ドアトリムのクリーニングと分けているのは、汚れ方が少し違います。ドアトリムは、室内からの汚れの影響が強いのですが、ドアトリム以外だと、雨水、泥汚れ、ヒンジやドアロックについた油汚れなど外部からの影響が主なのです。

作業上では、汚れが酷い場合は、水を使う外装のクリーニング時に、ドア周り、ヒンジなど含めて洗剤で汚れを浮かせて水で流すという方法もあります。

通常よくある程度の汚れなら、基本手順のクリーニングをします。

ドアヒンジ部やドアロック部付近の油は錆止め剤や粘度の高いグリスとか、さらにそのグリスが長いあいだ付着しているため、汚れを引き寄せて時間が経過しているため、硬貨して洗剤だけでは汚れが落ちません。その汚れを落とすためには有機溶剤が必要な場合があります。

有機溶剤とは、石油系溶剤でシンナーや脱脂剤、灯油ベースの専用溶剤などがありますが、扱いが難しいので気をつけながら使用します。

取り扱いが難しいので使用するのであれば、正しい使い方をマスターして作業をしてください。

ドアの耳の鉄板の折り返しの部分には、シール剤の上に塗装がされています。

また、水抜きの穴には、錆止め剤の垂れてきた汚れがついていたり、シール剤の部分は隙間に汚れが溜まっているのでブラッシングしながら、洗剤と有機溶剤併用でクリーニングする必要があります。

スライドドアはトリム同様に、入念にドアを動かしながら、クリーニングしていきます。バックドアのヒンジは全開状態、半開状態で汚れの確認が必要です。

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1−11:トランク、カーゴルーム


セダンの車はリヤにトランクルームがあります。室内とはリヤシートの背もたれに仕切られています。車種により、リヤシートを開閉してトランクルームと通じる車もあります。

ハッチバックの車やワゴン車はトランクルームという仕切られた空間ではなく、カーゴルームまたはカーゴスペースといいます。

トランク、カーゴルーム下には小物入れ、スペアタイヤ、ジャッキ、車載工具、仕切りのボードなどが装着されてます。

車種により、トノカバーを収納するスペースや一部ワゴン車のサードシート収納する場所になっている車もあります。


ハッチバック車、ワゴン車は、室内クリーニングの作業の延長になる部分が多いので、バックドアトリムやクウォータートリムのクリーニングの延長で作業を進めます。

セダンはトランクの内側は、独立しているので、トランク内のクリーニングとして個別に作業します。


下部のスペアタイヤのスペースは、作業前に仕切りボード、トレイ、小物いれ、スペアタイヤほかその他備品は全て取り外して、それら部品は、個別に基本作業でクリーニングしておきます。

トランクルームも上下左右にトリムがあったり、スペアタイヤのスペースがあるので、汚れの状況を確認しながら、状態を確認しておきます。

まずは、掃除機で一通りクリーニングします。エアブローできれば早いのですが、ない場合は乾いたウエスや乾いた大きめのブラシで全体的にこすりながら掃除機で吸引します。

その後、基本作業でクリーニングしていきます。


1−12:窓ガラス

窓ガラスのクリーニングは、ガラスクリーナーを使えば早くて綺麗に仕上がるが、ない場合は,洗剤でも良いです。

ガラスのクリーニングは、洗剤専用のウエスと拭き取り用のネルウエス(無地の下着シャツの素材)を準備します。


洗剤又はクリーナーをスプレーで窓に吹きかける、又は、ぬれたウエスに洗剤又はクリーナーを染みこませ磨くように拭く。その後、乾いたネルウエスでしっかりと拭き取ればクリアな視界のガラスになる。

濡れた状態から拭き取る間の時間が経過しすぎて表面が乾けば、白く濁ってしまい、拭き取りにくくなる。

また、拭き取りが中途半端だと、洗剤、クリーナー成分が残っている状態になるので、太陽光で透かせば窓ガラスに薄く白く濁って見えるので、最終的に再確認は必要です。

ヤニなどが付着している場合は、上記の作業をする前に、水に晒したウエスをゆるく絞り、その状態で一度窓を拭く。その後、そのウエスを固く絞り、再度拭き取るという作業を行う。水分でヤニ成分が拭き取れるので、本仕上げの窓ガラスクリーニングは簡単に行える。

窓ガラスのクリーニングは作業の流れを考えると、確認前の一番最後の作業でするのが望ましい。


1−13:フロアマット

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新車販売時にセット販売されている オプション装着の部品ですが、ほとんどの中古車に装着されています。クリーニングでは作業対象にしています。

クリーニングの最初の段階で取り外して、個別のクリーニング作業をします。

個別のクリーニング部品は他にも、トランク関係で外した部品、シートを取り外しの時に取り外したネジカバーの部品、スカッフプレートなどもあります。

作業の段取りの中で、これらの個別の部品はどこのタイミングでクリーニングするのかという事もあるのですが、フロアマットは状態により、

?洗剤をつけてブラッシング後、高圧洗車機など高圧で水又は温水を噴きつけて小石を飛ばしながら洗い流し、乾燥させる方法(完全に水に濡らす)

?表面だけエアブローもしくははたき棒で叩いて小石などを除去する作業後、表面に洗剤をスプレーしてブラッシングしウエスで拭き取る(表面のクリーニングで濡らさない)

という方法があります。

?の方法だと水を使うし、乾燥させるために温風に晒したり天日に干すという必要があります。綺麗にはなりますが、乾燥まで考えると時間がかかります。

?の作業では、その他の取り外した部品のクリーニング作業の延長になるので、ついでの作業ということにできます。(その他の取り外した部品と合わせて作業ができる)

段取り上、どこのタイミングで作業をすればいいのかを考えながらすすめてください。

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おおまかな、ルームクリーニングの方法です。作業時間は、通常よくある汚れた状態で4時間くらいです。最低でもこれだけのことをして、はじめてクリーニングといえます。メーカー系ディーラーでは、これ以上のクリーニングをして店頭に展示されてます。だから、どんな車もキレイ!

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