店長のたわごと 4
故障したら
車検や点検での部品交換や、交換する部品が特定されている場合は、
単純に部品代+工賃の合計が整備代となりますが、
クルマにトラブルが発生した場合は、何が原因でそのトラブルになったのかを調べないと
修理とか交換といった判断はできません。
そのトラブルの原因を探すことを、トラブルシューティングといいますが、
複雑な自動車において、そのトラブルの原因を見つけ出すには知識と経験が必要になります。
何が原因でこういうトラブルになったのかを見極めて、
はじめて、悪い箇所(部品や部位)の交換なり修理ができるのです。
そのトラブルシューティングには、明確な金額設定がなく、また、トラブル自体も多種多様なので
工数や金額など、基準となる設定できないのが現状です。
だから、使用過程で故障した場合、そのトラブルシューティングの時間を加味された金額が工賃に
追加されるので、若干、基準の工賃より高くなります。
近年の自動車は、世界的に制御関係の規格が統一されつつあり、専用の診断器などを使えば、
トラブルの原因を発見しやすくはなってきているものの、万能ではありません。
また、その診断器を使えば、使用料も工賃に追加されます。
故障して、整備・修理代を見積りをする場合、過去の経験や情報などから、簡単に見積りをする場合もありますが、
原因がわかるまでは、鵜呑みにしないでください。
随時、更新してまいりますので、よろしくお願いします。